現代、子供の成長に伴って生じる頭が痛い問題。それは、現代生活の必需品であるデジタルデバイスとの付き合い方です。
レストランでご飯が終わるやいなや、個別にスマホを見続け話さないカップルや家族。道を歩くと、首が折れ曲がったスマホ首の少年たち。「スマホ脳」を読んでから、デジタルへの恐怖心が強くなった我が家ではさまざまな対策をしてきました。
いろんなことを試してきた我が家の現在のデジタル対策を、頼まれてもいませんが語っていきます。
1。子供が起きている時間は携帯およびパソコンを見ない。
何故か分かりませんが、携帯・パソコンの画面の光は子供を強くひきよせます。 子供は「何?何してるの?」と言ってくるわけです。 それを隠すのも何だか変な気もします。
じゃぁ、見なければいいと、我が家ではパソコンやスマホを使った作業は、子供が寝てる・不在時間のみに限定しました。 意外と そんなに大事な用件はありません(僕の友人の少なさとは関係ありません)。当然、電話以外の着信・バイブは消してます。
2。iPadを追放する。
iPadが登場した時は、なんて素晴らしいニッチを埋める商品を開発したんだろうと感動したものです。しかし子供ができた今、全く別の意見です。なんて迷惑なものを作ったんだとジョブスに思います。
使いやす過ぎるんです。子供は一旦触りだすと、永久に何かずっと見つめ続けています。子供がiPadでちょっと天気をチェックしただけのはずが、延々と離れられなくなってしまう。 恐ろしい。
というわけで、我が家からiPadを追放しました。 存在するのはパソコンかスマホのみです。
アプリを最小限しか入れてないスマホは、画面も小さく操作性もiPadほどではないため長時間の使用に向いていません。だがそれがいい。
3。オンデマンドをテレビから追放する。
オンデマンドは恐ろしい。永久に、無限ループで見続けれるわけです。便利すぎる事は良くない。私自身、家族がいない時に5時間オンデマンドを見続けてしまったことがあるので、その恐怖はよくわかっています。
思い切ってケーブル会社と相談すると、 以前はオンデマンド+インターネットのセットがネット単体より安い位でしたが、インターネット接続のみでもっと安いプランがありますので、それに替えました。
テレビで見れるのは地上波のみとなりますが、広告の退屈さや興味がない番組の出現などが、適度な長時間視聴の抑制になります。 また思わぬ良い点はNHKの衛星が入らなくなったことです。もともと見ていなかったNHKの衛星放送料金をカットすることができました。年間1万近くの節約です。馬鹿になりません。
このような デジタル対策を試みていますが、しかし現代社会においてはデジタルデバイスなしでの生活は成立しません。
1番の問題は音楽です。iTunesやサブスクリプションで音楽を流していたのですが、その都度iPadを眺めないといけないのが悩みでした。iPadを眺める→子供たちが何だ何だと寄ってくる→延々と脱線。
この状況なんとかしようと思い、あえてCDラジカセに戻ってみましたが、入手したラジカセは省スペースにこだわったためか音が貧相で聴けたものではありませんでした。
そんな中、我が家に救世主が現れました。オーケーGoogleです。正確にはGoogle Nest Miniです。
これは本当に素晴らしい。別にGoogleの回し者ではありませんが、「あの曲かけて」と言えばかけてくれるわけです。天気情報、ニュース、現在の時刻、アラーム設定、すべて声でできます。よって、画面を見なくてすみ、脱線して延々とiPadを触ってしまうことを予防できます。
社会の変化や子供の成長度合いによって、またベストのデジタル環境というのは変わっていくでしょうけど、今のところこれが1番いいと思っています。
ひたすらスマホを触り続ける子供たちの姿、スマホ首だらけの社会をみるにつけて、いずれデジタルデバイスがその悪影響のあまり、かつてのアヘン窟のように禁止される時代が来るのではないかなぁと思うわけです。