飛行機は人間力訓練の最高の舞台 Air Travel: The Ultimate Test of Your Humanity

投稿者: | 11/24/2025

先日国際線での長距離移動がありましたが、飛行機はストレスが多い。

カウンターの長い行列、間に合うかの焦り、人で塞がれた通路へ入りこむ微妙な駆け引き、楽ちんそうなビジネスクラスへのうらやみ。

なんかイラッとしたりジリッとしたりホッとしたりの繰り返し。正直疲れ切ります。

前に割り込まれスーツケースがぶつかり、我慢すべきか一言言うべきか・・・いや、やめとこう。

食事も内容の割にやたら高い、街中にあったら潰れること必須の料金です。

きらびやかなブランド店たち、寄らないし。

飛行機も突然の遅延・キャンセル当たり前、誰に文句言ったらいいやら。

しかし、ここでふと思いました。これはそもそも構造的にストレスが発生しやすい状況では?

見せつけられる格差・時間的切迫感・人の密度の高さ・権力構造・天候や機材の故障などの世界の理不尽さ。

そう、当たり前なんです、ストレスフルで。

では、発想を転換しましょう。これは、人間力鍛錬の格好の舞台では?

以前ウィーンで、外を歩いて飛行機に乗りこむ必要がありました。赤ちゃんを抱っこしながら雨の中の行列、10人くらい先の男性が我々に手を振ってここにおいでと自分の前に入れてくれました。

すごい感動し、今でも覚えてます。だって、我々を前に入れる必要なんてその人には全くないわけです。後ろの人たちには「いらんことして・・・」と思う人もいるでしょう。

でも、その人は、「俺はあの人たちが大変だと思うから、親切にするんだ。」という確固たる信念があったわけです。かっこいい。

僕もそんな大人になりたい(もう大人だけど)。

というわけで、発想を切り替えてみると、飛行機はまさに人間力の訓練場にしか思えません。

1。時間が迫る中でのタイムマネージメント

焦りを見せるのは禁物です。余裕しゃくしゃく、たとえ乗り継ぎ便まで5分しかなくても余裕をたもつ。トイレに行きたくなっても平常心。遅れたら遅れたでなんとかなると自分に言い聞かせる。強い感情コントロール能力が身につきます。

2。時差調整

勢いのままに映画を見て、飲みたいだけ飲んで食ってたら時差調整は不可能です。コーヒーをいつ飲むか?アルコールを控えるべきか?最新の映画見たいけど、アクション映画見たらねれなくなるかも・・・自己管理能力が鍛えれます。

3。キャビンアテンダント、隣の席の人、入国管理官とのコミュニケーション能力。

キャビンアテンダントに失礼がないよう、たとえビールが有料だったとしてもそれで表情を崩したらダサい。平然を装います。「じゃ、コーラで」

隣の方との間の肘掛けの奪い合いは超ダサい。「どうぞ」と笑顔で合図するくらいの余裕が必要です。世間話を軽くかますのも重要です。窓側の方がトイレに行きたいのを言い出しにくい雰囲気を出すなんてもってのほか。

強面の入国管理官にもビビってはいけません。軽く笑顔、何言ってるかわからなくても気にしない。

コミュニケーション能力が鍛えられます。

4。集団心理に流されない。

着陸の時、日本では我先に走り出す人がいます。そんな雰囲気に流されない。平然と待ち構えます。でも、列が動き出したら、自分の横の通路を埋めてる方に目で微笑み行列に入れてもらう。権利はきちんと礼儀正しく主張する。

一方、前で通路に入りたそうな方がいたらちゃんと止まる。目で合図、後ろの方のイラついてそうな雰囲気に飲み込まれない。「道を譲ってあげてる俺って、最高にかっこいい」と自分に言い聞かせる。

5。自分の中でのルールをきたえあげる。

入国や出国審査で、長い長い行列になぜか合流点ができてる。お互い何も悪くない。なんでそうなったか意味不明ですが、そうなっちゃったら仕方ない。

でも全員際限なく入れてあげたらこちらが疲弊する。「一人入れて、次は俺が進もう」親切は大事ですが、自分をすり減らしてまでの親切は行わない。

割り込んでくる方には毅然と権利の侵害を伝える。でも、譲ってあげる。自分の中だけですが、線引きが重要です。

6。価値観の違いを理解する。

いろんなカード会員やビジネスシートの方は真っ先に乗り込み、真っ先に降りる。広いビジネスシートに座った人たちを見ながら、自分は狭いエコノミーシートに向かう。ちょっと劣等感を感じる場面です。

しかし、ここで「これは価値観の違いなんだな。僕にとってはコスパが悪いから選ばない」とそっとつぶやく。

ざっと書き上げてみましたが、飛行機に乗るというのは大変ですね。でも、訓練場と思えばまた違った目で見えるんではないでしょうか?

大丈夫です、そこで出会った方たちにはおそらく2度と会いません。通路で前の方に譲って後ろの方がイラついたって、なんだってありません。

できるだけカッコつけて、気持ちよく旅しようじゃありませんか。

飛行機は人間力訓練の最高の舞台 Air Travel: The Ultimate Test of Your Humanity」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 時差調整には計画性と諦めが必要 Jet Lag: Plan, Then Let Go – 外科医は子育てと研究の夢を見るか Does Daddy-Surgeon Dream of Research?

コメントは停止中です。