いきなりなんだ?と思われるでしょうが、ふとよぎった思いを書き綴ります。
現在、育児も家事も頑張れと言われています。でも、かといって仕事に手を抜いていいわけではない。
ということは、朝から夜まで仕事し、帰って家事をこなし、子供も世話をする。
ムリです。少なくとも、笑顔で全てをこなすのはムリです。笑顔でこなしてもいいですが、なにか無理が来て心の一部が壊れていく気がします。
僕は登山していたせいか、基本的に絶対実現可能の計画しかたてません。1週間の縦走計画で、毎日10時間歩くなんてしません。せいぜい1日6−8時間の行動時間です。
午後は大体雨が降り出し、歩けても体力を消耗するので降り出すまでにテントを張りたい。天気が荒れた時用に予備日の食料も準備。山で危険になったら誰も助けてくれません。自力で何がなんでも降りて帰るしかないので、余力を厳密に計算していました。
その観点からすると、育児・家事・仕事すべて完璧にこなすのは、ムリです。
9時出勤・17時終了の仕事だとしましょう。
6時半に起きる、食事とお弁当と荷物の準備、食事して8時に子供を保育園に連れて行き、9時に職場に着く。
17時仕事が終わり、会社を出て保育園に寄って家に18時に帰る。そこから食事の準備、荷物の片付け、19時にご飯食べる。それからお風呂に入れる。宿題見る、読み聞かせして寝かしつけて21時。
21時から郵便物の整理やさまざまな家の書類仕事。食器片付け、洗濯物たたみ。明日の子供の荷物の準備。そんなこんなで22時半。
30分だけ一息つき、お米をしこんで23時半に寝る。予定睡眠時間7時間。
自分で書いて驚きましたが、ほぼ隙間ありません。そして、私は朝食の片付け、洗濯物干しと洗濯物取り込み、ゴミ出し、掃除、買い物、塾の送り迎えなどを、このスケジュール中に一切入れていません。
これはあくまで、9時ー17時勤務でのスケジュールです。多くの仕事はそんなスケジュールではありません。
さらにこれに、残業・急な飲み会・子供の熱・家への仕事の持ち帰りなどの予定変更が加わります。自分の趣味は?日常の運動は?ヨガは?読書は?勉強時間は?夫婦でちょっと晩酌は?
ムリです。できるわけありません。できるとしたら、あとは睡眠時間を削るしかありません。
しかし睡眠時間を削るのは出来れば避けたい。心の余裕がなくなります。余裕がなくなると、子どもへの笑顔がなくなります。
こんな余裕のない計画で登山を実行したら、事故必至です。
では、どうするか?
これまではおそらく夫婦のどちらかが家事に重きを置き、時間を捻出してたのでしょうけど、夫婦共働きが当たり前の現代ではどうすべきか?
①一人で実行するのは不可能です。夫婦か家庭内で分担する。
しかし、夫婦のエネルギーも限界があります。かつ片方の「楽」が片方の「負担」につながるので、下手すると夫婦間の憎悪につながる危険があります。
②どれか削る。
結局、これでしょう。どれを削るか?は個人の価値観によるでしょうけど、「仕事」と、子供と向き合う「育児」は削りにくい。
答えは出ました。「家事」を削るしかありません。
掃除→お掃除ロボット買いましょう
食器洗い→食洗機買いましょう
洗濯→洗濯乾燥機買いましょう
買い物→宅配サービス利用しましょう。
家族の笑顔のためと割り切って、お金で解決するものはお金で解決しましょう。
残ったものは、「送り迎え」「食事の準備」「ゴミ出し」「書類仕事」
私の思いとしては、もっとシッターサービス・家事代行サービスの利用をおすすめします。なぜか、家事代行サービスを導入するのは罪悪感があるのか躊躇う方が多い。しかし、ここまで書いたように、共働き家庭で全てを完璧にこなすのはムリです。あきらめてください。
家庭内だけで全てを完璧にこなしても、疲れて家庭から笑顔が消えたら意味ありません。
大丈夫です、みなさん、精一杯頑張っています。もっと笑顔を作るために、家事の手を抜いていくことに一生懸命になるべきだと、僕は心から思います。